| 盛大に開かれるガラ・パーティー(祝賀パーティ)にロイヤル・ウエディングの衣装製作、パリ本店の白とグレーのルイ14世様式の装飾……。「クリスチャン・ディオール」(Christian Dior)という響きには、シャンパンの泡のように華やかなイメージがついてまわる。華麗さと神秘性が混じり合ったゴージャスさは、オートクチュールならびにレディース・プレタポルテコレクションの主任デザイナー、ジョン・ガリアーノによって幻想的な雰囲気が加わり、いっそう華やかなムードを増している。だがその「魔法のブランド」の裏側には家内工業であったオートクチュールをモード産業として確立させたデザイナー、クリスチャン・ディオール(以下、ディオール)のビジネスマンとしての手腕も大きかった。 | ||
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